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多摩市で生息するエンジニアが「アウトプットする事は大事だ」と思って始めたブログ

Webエンジニアへ転職後に学んだ事(3回目)

はじめに

このブログ記事は、約11年間、客先常駐で『マネジメント』をメインに続けてきて、技術力が全く無くて後悔していた人が、Webエンジニアへ転職して学んだ事を記録しておくために書いています。自身の振り返りのために書いている記事ですが、30代の方で同じような境遇で技術力が全く無くて後悔している方々にとっても「Webエンジニアになるとこんな事を勉強するんだ・・・」と雰囲気を掴んで貰えれば幸いです。

転職後3週目

2週目で、保守改善の仕事を任されてクラウド環境を保守するためのソフトウェア(Trend Micro Deep SecurityとMackerel)を初めて知ったので、そちらについて書きたいと思います。

Trend Micro Deep Security

多くの方が御存知かと思いますが、 家庭のパソコンやスマホインターネット犯罪から守る『ウィルスバスター』を販売しているTrend Micro社。そのTrend Micro社はクラウドに対してもサービスを行っており、それが『Deep Security』と呼ばれています。

www.trendmicro.com

Mackerel

サーバーを監視するためのサービスを提供するMackerel。サーバーのCPU負荷やメモリ使用率等をブラウザ上から簡単に見る事ができます。しかも、グラフ等を使っていて大変見やすく、閾値を超えた時にアラートで通知したり、サーバーを保守するための便利な機能が多く提供されています。

mackerel.io

感想

Trend Micro Deep Security:
Trend Micro社は、こんなことまでやっていたのか!」と初めて知りました。市販の『ウィルスバスター』同様、一度導入と設定をしてしまえば、殆ど触ること無くセキュリティの強化をしてくれる。そんな印象です。もし設定を変更するような場合でも、REST APIが提供されているため、APIを使ってツールに組み込めば色々と工夫できそうです。

Mackerel:
こちらも初めて知りました。使ってみた感想としては「なんて便利なんだ。」の一言です。 デフォルト機能だけでは最低限の監視しかできないので、GitHubで公開されているプラグインやチェックツールを導入・作成して、保守しやすい様に自分でカスタマイズしていくところが魅力なのかなという印象です。

両サービスを初めて知りましたが、個人的に面白いなと感じたのはMackerelです。
サーバーに対して、こんな監視はできないか or こんな情報はとれないか。等、色々と試行錯誤するのがとても面白いです。
例えば・・・
1) CPU負荷が掛かった時にどのプロセスが動いていたのかチェックしたい。
Mackerelには、1分毎に自身で作成したプログラムを実行してステータスコード(正常終了、ワーニング、エラー)を返せるチェック機能が提供されています。それを使用して、CPU使用率をチェックして、使用率によってステータスコードを返すプログラムを自身で作る事で実現できます。
2) Nginxのプロセスを監視したい。
GitHubプラグインが提供されています。

mackerel-agent-plugins/mackerel-plugin-nginx at master · mackerelio/mackerel-agent-plugins · GitHub

3) Nginxの死活監視をしたい。
こちらもチェック機能を使用して、Nginxのステータスを1分毎にチェックするプログラムを自身で作成すれば実現できます。
4) sendMeilのport25/TCPを監視したい。
GitHubプラグインが提供されています。

https://github.com/mackerelio/go-check-plugins/tree/master/check-smtp

この様にサーバーに対して何を監視したいのかを考えて、色々と思考錯誤できるのがMackerelの良いところだと感じました。

学んだ事

Trend Micro Deep SecurityとMackerelの存在
クラウドになってもサーバーに対するセキュリティや監視は大切であり、その方法の1つとしてこの様なサービスを使って、保守・管理を楽にするのかが重要だと学びました。