はじめに
年初から、ポートフォリオを「Vue.js」で作ろうと思い、以下本を読んでいたのだが、ついに途中で挫折して(心が折れて)しまった。
- 作者: 川口和也,喜多啓介,野田陽平,手島拓也,片山真也
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2018/09/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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誤解がないように言うと、この本自体は素晴らしい本だ。
ただ、私がこの本を手にするには、レベルが低すぎたという話。
ちなみに、私のスペックはJavaScriptを書いた経験はほとんど無く、なんとなくソースコードは読める程度だ。
そもそも、このレベルの人が、Vue.jsに手を出すのはちょっと・・・という話もあると思うが、それは一旦置いておく。
まずは、この本の素晴らしさ、Vue.jsの素晴らしさについて以下に書いていく。
1章がとても良かった
「1章かよっ」とツッコミを入れた人もいると思うが、1章では、複雑化していくフロントエンドの開発、それを踏まえた「Vue.js」の特徴を説明している。私が「あ、なるほどなぁ」と感じた部分は「すべてはUIコンポーネントから構成される」という言葉だ。
UIコンポーネントというのは、たとえばWebページにあるヘッダー。
ヘッダーにログインボタンや複数のリンクがあった場合、その纏まりを1つのコンポーネントと呼ばれる単位に置く。すべてのWebページは、このコンポーネントと呼ばれる単位で構成されているよ。という事。
さらに、コンポーネント単位で再利用が可能であり、どのWebページにも配置する事ができるエコシステムである。との事。
こういった再利用が可能な考え方は、個人的にも好きなので、とても楽しんで読むことができた。
Vue.jsってライブラリ?フレームワーク?
Vue.jsはフレームワークだという言葉を良く耳にする。(私だけ?)
でも、中にはライブラリと呼ぶ人もいる。
結局どっちなの!?というモヤモヤが私の中にずっとあったのだが、この本はこれを解決してくれた。
結論:Vue.jsはライブラリです。
ただ、「Vue.js」はプログレッシブフレームワークという考え方のもとに作られている。
プログレッシブフレームワークとは「Vue.js」自体はViewに焦点を集めたライブラリだが、+αのライブラリやツールを用いる事で、フレームワークとして機能する。という考え方。
なので、「Vue.js」自体はライブラリだが、+αの「Vue-Router」や「Vuex」等を組み合わせるとフレームワークとして使う事もできる。
これで私のモヤモヤが解決された。
また、この辺りも個人的にとても面白い仕組みだと思った。
2〜7章は、ひたすら写経
2〜7章はひたすら写経していました。
細かいところまで、丁寧に解説してくれているので理解しやすかった。
(今となっては、理解した気になっていただけですが・・・)
8章〜は鬼門
8章から「中規模・大規模向けのアプリケーション開発」に入っていくのですが、ここで挫折しました。
というのも、「JavaScriptチョットデキル」程度では、本から入ってくる情報量が多くて歯が立ちませんでした。
以下の知識・経験があれば、私のように挫折することはないと思います。
- JavaScriptのTDD開発の知識・経験
- Webpack
- ESLint
8章は「Vue.js」を使ってログイン画面とTrelloのようなタスク管理ツールを作ろう。というもので、内容はとても魅力的なのですが、上記についての知識がないと個人的には厳しかったです。
というわけで「挫折しました。Vue.js諦めます!」
とは、したくないので別のアプローチで理解を深めて行こうと思います。
そんな風に考えていたときに、以下記事と出会いました。 qiita.com
この方は「Vue Router」でプチパニックがおき、「じゃんけんゲーム」を作る事で「Vue」への理解を深めたとの事。
この記事に倣って「よし、私もじゃんけんゲームを作ろう!!」という考えに至りました。
Vue.jsでじゃんけんアプリを作ってみた
驚くべきことに、記事に書いてあった通り「Vue」への理解が深まりました。
だけど、もう少し理解を深めていきたいと思うので、あと1つ何か作ろうかと思います。