2020年01月31日、AWS認定「ディベロッパー - アソシエイト」(以降、DAA)に無事に合格しました。
本記事では、DAA合格に向けてどんな勉強をしてきたのかを振り返りたいと思います。これからDAA取得を目指している方々にとっても、参考になれば幸いです。
- 取得を目指した理由
- 私のAWS事前知識
- 学習方法
- 目標を設定する
- 情報を得る
- 「本」を読む
- Udemyをやる
- 個人的に参考にさせて頂いたサイト
- まとめ&反省点
取得を目指した理由
私は、3年前にAWS認定「ソリューション - アソシエイト」(以降、SAA)を取得しました。
AWS認定資格の有効期限は3年間です。
2017年09月にSAAの資格を取得したので、2020年09月には有効期限が切れて資格保有者ではなくなってしまいます。資格保有者でなくなるとどうなるか・・・ちょっと考えてみました。
認定者ラウンジは、入れるとちょっとした特別感を感じることができるので、このまま資格保有者でなくなって入れなくなるのは嫌だなぁと思いました。また、AWSは常にサービスの成長を続けているので、3年前の「私、AWS知ってます」と、今の「私、AWS知ってます」では、知識の差が大きく、3年前の知識は役に立ちません。自身の知識をアップデートするためにも資格取得を目指そうと思いました。
こういった理由から「SAAの再取得しよう」と決めたものの、単純にSAAの再取得だけを目指すのは面白くない。というのも、最近は社内でもSAA保有者が増えてきたので、「SAA取得しましたー」だと、フーンで流されてしまう可能性もありました。「DAA取得しましたー」と言えれば、ちょっと反応は変わるかなと思い、今回はDAA->SAAの順番で再取得を目指すことにしました。
私のAWS事前知識
サーバーレス関連の技術を実務と趣味で触ってたりしています。具体的には、SAMをつかったサーバーレス関連サービスのデプロイ(Slack Botとか)やってたりします。
DAAはサーバーレス関連サービスの問題が多いので、そういう意味では個人的に少し恵まれていたかなと思いました。
学習方法
学習方法は、以下手順で行いました。
- 目標を設定する。
- 情報を得る。
- 「本」を読む。
- Udemyをやる。
1. 目標を設定する
DAAの取得を目指して勉強を始めたのは、2019年10月中旬くらいです。約4ヶ月を勉強に費やしました。子供の面倒を見ながらでの勉強なので、隙間時間を使っての勉強がメインでした。ちなみに、4ヶ月掛かったのは結果論で、本当は3ヶ月くらいで取得を目指したかったのですが、ちょっと無理でした。
受験する日付まで、具体的に決めてはおらず、だいたい3、4ヶ月後に取得したいなぁ・・・という感じで決めました。
2. 情報を集める
Qiitaや個人ブログから合格者の勉強方法などを参考にしました。特にDAA合格者の情報はSAA合格者に比べて情報が少ないので、貴重でした。
3. 「本」を読む
隙間時間を活用するため、通勤時間帯に読む用のDAA対策本がないか探して読むことにしました。恐らく2020/02/28時点でも以下の本しかないと思います。
AWSのサービスの1つ1つを軽く説明している感じで、初めて見るサービスの取っ掛かりには良いと思いました。この本を取っ掛かりにして、別途Black Beltやサービス活用事例集などを見て理解を深めました。
4. Udemyをやる
DAA合格者の情報によると、「Udemyをやった。」との声が多く、私も初めてUdemyに登録・DAA対策コースの講座を購入することにしました。
最初に購入したのは、コレです。
お世辞ではなく、DAA取得を目指すならコレをやりましょう!!
DAAの勉強方法、出題サービスのポイント、模擬試験付きのコースです。
ちなみに、Udemyはセールの時に購入するのがポイントだそうです。
Ultimate AWS Certified Developer Associate 2020 - NEW! | Udemy
英語ですが、ChromeにGoogleの拡張機能を入れて翻訳すると、字幕英語を日本語にしてくれます。不安な方は、コースをプレビューで表示してGoogle翻訳で日本語字幕で表示されるかを確認してから(セールの時に)購入しましょう。
私は英語がまったくできないので、Google翻訳頼みでした(笑
次に購入したのは、コレです。こちらはTwitterで、いわしまん(iwasiman)さんに教えていただきました。
おおー、こんなものが…😮
— Kodak@Webエンジニア2年目 (@Kodak_log) 2019年11月6日
今見てるUdemyのがおわったら、やってみます!
日本人の方がDAA模擬試験問題集を出されていて、これもオススメです。
AWS 認定デベロッパー アソシエイト模擬試験問題集(5回分325問) | Udemy
模擬試験は全65問ありますが、できる方は一気にやりましょう。無理な方は、一気にやろうとせず、2・3日に分けてやりましょう。
私は無理な方でした。1日目に35問、2日目に30問+間違った箇所の復習(1日目に35問、2日目に30問、3日目に間違った箇所の復習)といった感じでチャレンジしました。
65問は無理でも35問くらいなら・・・と思わせてくれるので、問題の解くスピードも上がりますし、なにより勉強を継続できます。
私がDAAを取得した時、上記Udemyの模擬試験は80点くらいをキープしていたと思います。そういった意味では、模擬試験を80点くらい取れるようになれば、受験準備完了ですね。
個人的に参考にさせて頂いたサイト
最後に、DAA取得でお世話になったサイトを以下に記載します。皆様本当にありがとうございましたっ。
各サービスのベストプラクティスは知っておこう!
https://docs.aws.amazon.com/index.html
KMSのキー管理を理解するべし! めちゃわかり易い!
KMSが理解できたら、S3の暗号化の種類がわかるっ!
https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/AmazonS3/latest/dev/UsingEncryption.html
KMSが理解できたら、Parameter StoreとSecrets Manager何が違うの?って絶対思うはず・・・
Elastic Beanstalkの6つのデプロイ方法の理解。このBlack Beltの資料は超わかりやすい。
www.slideshare.net
DynamoDBのLSI/GSIの理解
まとめ&反省点
こうやって無事にDAAを取得することができました。しかし、課題もありました。
それは、勉強時間の設定・把握をしていなかったことです。
隙間時間を活用して勉強していると、自分が何時間勉強しているのか?勉強時間が十分に取れているのか?といった部分が、わからなくなります。そうなってくると、常に勉強時間が十分取れていないと思い、DAAの勉強以外手につかなくなります。つまり、マルチタスク(DAAの勉強以外のこと)ができなくなり、私の場合、結果的に4ヵ月間DAAの勉強しかやっていませんでした。
対応策として、いわしまん(iwasiman)さんが活用されているStudyplusを使って管理するのが便利そうだなぁと思いました。ただ、私自身がこういったツールを使い慣れていないので、なかなか使いこなすのは難しい感じがしています。
さて、長々と書きましたが、これからDAA取得を目指したい方の参考になれば幸いです。次はSAA合格話を書く!きっと書きます!